『アリス・ミラー城』殺人事件 北山猛邦 感想

『アリス・ミラー城』殺人事件
北山猛邦

最後にどんでん返しがくるお話っていいですよね!

以下、ネタバレを含んだ感想となります!

う、すっかり騙されました・・・
まさかアリスという名の登場人物がいたとは・・・
ところどころアリスがいたという描写はありましたが、何かの見間違いまたは鏡の国のアリスの格好をしている人がいるのかと・・・
ちょっと読み返してみたら、自己紹介のあたりで気付けたのかもしれない・・・
アリス・ミラー城にいるから鏡の国のアリスのことについて触れたのかと思っていたのですが、本当は登場人物のアリスを紹介していたのですね・・・

あんまりみんなアリスさんのことを気にしていなかったような・・・?
というか、海上さんは犯人をアリスさんだと断言していましたよね?
なんでみんなアリスさんのことを疑わなかったのでしょうか・・・
海上さんが正気じゃなかったから?
うーん、分かりません・・・

結局みんな殺されちゃいましたね・・・
環境のためですか・・・
他に方法はなかったのでしょうか・・・
いや、アリスさんは人間を減らした方がいいみたいな考えの持ち主でしたし、人間は減るし、環境も改善され一石二鳥って感じだったのかな・・・

密室が罠とは!
確かに探偵は密室に惹かれてしまうのかも・・・
アリスさんはここまで予想して計画を立てていたのですか・・・
他にもバラバラにされた山根さんの死体の件とか探偵の習性を逆手に取っている・・・
ああ、これは探偵が全滅させられたのも致し方なしって気がします・・・

クローズドサークルにつかまってしまったらもう逃げられないのでしょうか?
あ、クローズドサークルを破ったらミステリーじゃなくて、脱出劇になりますよね・・・
というか、破られないからクローズドサークルなんですよね・・・
そしたら、探偵はもう犯人を捕まえる以外で生き残る方法がない?
むむ、このあたりも探偵の習性が利用されている・・・?

「そして、誰もいなくなった」のオマージュ作品って結構多いのかな?
「十角館の殺人」もこんな感じだったような・・・
「そして、誰もいなくなった」はすごい面白い作品でしたから、いろんな人が似たような作品を書くのも納得です!
私が知らないだけで他にもたくさんあるのかも?

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