折れた竜骨 下 米澤穂信

折れた竜骨 下
米澤穂信

米澤さんの作品はやっぱり面白いです!

以下、ネタバレを含んだ感想となります!

そんな・・・
ファルクが犯人なのです・・・?
最初に自分を除外していましたし、探偵役っぽかったので、犯人じゃないかと・・・
かなり前にエドリックを討っていたのですね・・・?
ファルクはいつから気付いたかな?
二コラはかなり最初の段階で気付いたそうですから、ファルクはそれ以上に早かった?
じゃあ、今までの捜査は二コラに自分を犯人だと分からせるため・・・?
そして殺されるためですか・・・
なかなかにつらい・・・

デーン人が攻めてきたシーンはなかなかにハラハラしました・・・
デーン人強すぎですか・・・
3人で1人のデーン人にあたれって歌にあったのも納得です!
ソロで挑んだらデーン人の圧倒的な力でねじ伏せられちゃいそう・・・
しかも、首を切り落とさない限り不死身って言うのも強い・・・
仮にデーン人がソロン島を取り返せたらどうするのかな?
満足?
それだけを目標にしていて、死ねない体なんですよね?
欲望とかあるのです?
不眠不休でよくてご飯も食べない。
不死が故に長い時をかけて繁栄する?
それとも長い時を経て狂っちゃう?
デーン人だけ救われない・・・?

エイルウィン家はデーン人だったのですね?
これは呪われたデーン人たちが攻めてくるのも仕方のない話な気がします・・・
奪われたものを取り返しに来ただけですもんね?
これはどっちが正しいのでしょうか・・・
戦争には正しさなど無い?

トーステンはかっこよかったですね!
アミーナの危機に駆け付けたシーンは特によかったです!
普段の言動も優しいですし、ヤスミナが惚れるのもわかる気がします!
でも、二人は幸せになれますかね?
ヤスミナはトーステンを逃がした罪がありますし、トーステンは呪われたデーン人なうえに脱走した捕虜。
どっちも追われる身です・・・
よその土地に行くとしてもトーステンの見た目だと働き口を探すのも難しいかな・・・
あ、ハールみたいに口紅を塗るのはちょっと難しそうですが、口元を隠すくらいならできますよね?
常に口元を隠していても不自然じゃない職業とかなら就けそう!
これなら二人で生活できるかな?

あ、トーステンとヤスミナの間に子どもとかできるのかな?
元は同じ人間ですけど、トーステンは呪われたデーン人ですし、難しいような気がする・・・
仮にできたとしてどっち寄り・・・?
デーン人として生まれてきたら成長できないのでは・・・?
う、不安要素が付きまとう・・・

エドリックがファルクにお父様の殺害を命じたということは、エドリックに依頼した人がいるわけですよね?
そのあたりはどうなったのでしょうか・・・
今回の真の黒幕ってことですよね?
二コラが突き止めてくれるのでしょうか・・・
でも、エドリックが死んでからきっとずいぶん経つのでしょうし、今から証拠を探すのは厳しそう・・・
続編とか出たりしないかな?

折れた竜骨は合言葉でしたか!
道理で作中に全然出てこないと思いました・・・
でも、タイトルにはふさわしい言葉だと思います!
これはアミーナと二コラのお話だっということかな?

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です