黒牢城 米澤穂信 感想

黒牢城
米澤穂信

面白いです!
米澤さんの作品はやっぱり面白いです!

以下、ネタバレを含んだ感想となります!


最後に騙してくれますね!
これが好きです!
どんでん返し的な作品っていいですよね!

まさか千代保が様々な事件に関わっていたとは・・・
天罰を知らしめるためですか・・・
何か罪を犯す人の心理というのは読めないもの?
誰がどんな理由で罪を犯すかはわかりませんもんね?

官兵衛恐るべし・・・
村重から話を聞いただけで推理するなんて・・
そして、開城を長引かせていたのは策だったのですね?
官兵衛が味方だったらどれほど頼もしかったことか・・・

章が進むにつれてどんどん雰囲気が暗くなっていくのはハラハラしました・・・
毛利は来ないし、将たちは村重のことを軽んじ始めるし、村重はみんなを疑ってかかるし・・・
これが戦の世なのでしょうか?
みんな覇権が欲しかったのかな・・・
殺し殺されの世は恐ろしいです・・・
今の時代に生まれてよかった・・・

かなり史実に基づいた作品なのかな?
ちょっと調べたら村重が謀反を起こしたのも、官兵衛を土牢に監禁したというのも本当のことのようですし、作中に登場するほとんどの人物が実際に存在した人?
戦国時代にもうちょっと詳しければさらに楽しめたのかな?

カバーを外した表紙の手触りが好きです!
ハードカバーのこういうところがいいですよね!

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