黒い家 貴志祐介 感想

黒い家
貴志祐介

さ、サイコホラー・・・

以下、ネタバレありの感想となります・・・

表紙の雰囲気やタイトルから幽霊屋敷的なお話かと思ったらサイコホラーでした!
幸子さんの狂気が怖かった・・・
刃物を持って若槻さんを追いまわすシーンはハラハラが止まりませんでした・・・
黒い家から逃走したけど、昭和生命まで若槻さんを殺しに来る執念深さも恐ろしかったです・・・
ホラー小説の怖くもあり、ハラハラする展開がいいですよね!

いやに虫の描写が多かったような・・・?
しかも、生態とかにもかなり詳しかったような・・・?
若槻さんは虫好きって設定がありましたけど、貴志さん自身も虫好きなのかな?

サイコパスの人は感情がないのです?
お金のために身内まで殺す。
しかも、同じような手口を何回も繰り返していたとか・・・
自分しか大事じゃない?
あれ、でも、怒りの顔は見せていたような・・・
一部の感情が欠落しているということ?
人によって欠落している感情が違ったりするのかな?

この口絵は何を表しているのでしょうか・・・?
窓?のようなものに女の子、鳥、像がまるで阿修羅みたいな感じで写っている?
それに窓下の壁に穴が空いていて、そこから海老が顔をのぞかせている。
これは一体・・・?
黒い家と関係があるものです?
誰かの精神世界を表したものだったりします?
なんだか怖い・・・
あ、それが狙いでしょうか?
漠然とした恐怖を植え付けてから本編を読ませる的な?
んー、でも、何となく怖いって印象をみんなが持つかわかりませんね・・・?
一体どいう意図で・・・?

う、幸子さんは今まで何人もの人を・・・
逆にこれまでよくばれませんでしたね?
相当立ち回りが上手い?
うーん、今回若槻さんは保険会社がやること以上に首を突っ込んでいた印象でしたから、それで幸子さんに目を付けられたとか?
若槻さんを執拗に狙った結果、幸子さんもぼろを出すに至ったとか?

かなり楽しめました!

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