総理にされた男 中山七里 感想

総理にされた男
中山七里

政治について学べますし、お話も面白くて素晴らしい作品でした!
これは当たりです!

以下、ネタバレを含んだ感想となります!

総理の替え玉にされる。
これはすごい面白い設定だと思いました!
本人そっくり、かつ役者だったからできたことですね!
中山さんはこういう面白そうな設定をどうやって考えているのか・・・
池上さんの解説によると、作品内で起きる諸問題はリアルでも起きている問題のようですから、中山さんは政治にすごい詳しいようですね!

中山さんは色んな作風を書けるのかな?
「連続殺人鬼カエル男」は狂気の作品でしたが、こっちはさわやかなエンタメ小説でしたもんね?
あ、二つの作品に共通するのは現行の法律や制度を問題点にしているところ・・・?
中山さんはそのあたりの専門家なのかな?

最後の一行にはすごいグッときました・・・
最高のプロポーズです!
東野圭吾さんの作品も最後の一行にグッときますし、面白い作品は締めくくりの上手な作品なのかも!

慎策はすごい度胸だと思いました!
全国民相手に最後まで演じ切りましたね!
慎策のような人が本当に総理大臣になったらみんなすごい応援しそう!
TVでの国民投票でもその結果が表れてましたね!
本当に素晴らしい総理大臣です・・・

あと色々とハラハラさせてくれる作品でしたね!
政治に関して素人の慎策が樽見さんや風間さんに助けてもらいながら政治を進めていく展開にはドキドキしっぱなしでした!
特に内閣人事局の設置で票が数えられるシーンやテロリストを制圧するシーン、TVで国民投票するシーンはドキドキハラハラでした!
先の読めない作品はいい・・・

時が経てばそのうち風間さんも戻ってくるのかな?
戻ってきたらすごい頼りになりそうですね!
ただそのころには慎策もかなりの政治手腕を手に入れているかな?
後日談がすごい気になります!

読了感の素晴らしい作品でした・・・

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