向日葵の咲かない夏 道尾秀介 感想

向日葵の咲かない夏
道尾秀介

ちょっと難しかったかも・・・

以下、ネタバレも含んでおります・・・

えっと・・・
結局はどういうことだったのでしょう?
全てはミチオくんの妄想?
それとも生まれ変わりは実際に起こっていたこと?
ミカちゃん、Sくんが言葉を交わしていたのはミチオくんだけ?
ミチオくんのお母さんはミカちゃんに話しかけていましたけど、それはトカゲのミカちゃんじゃなくて人形のミカちゃんですから、ミカちゃんの声が聞こえていたわけではない。
トコお婆さんとは会話をしていましたけど、結局トコお婆さんも猫だったわけですし、やっぱりミチオくんの妄想?
うーん、ミチオくんにだけ生まれ変わりの声が聞こえるとかはありますかね・・・?

ミチオくん脅威の推理力!
本当に小学四年生・・・?
いや、お爺さんはミチオくんのことを頭がいいと言っていましたっけ?
もしかして、森博嗣さんの作品に登場する「真賀田四季」さんみたいにいろんな人格を内包している天才なのでしょうか?

予想外の展開が多かったように思います!
Sくんが結局自殺でしたし、動物を殺していたのはSくんで、その死体の骨を折っていたのはお爺さん!
岩村先生への疑いは完全なミスリードでしたね!
んぐう、これはやられた・・・

生まれ変わりたちがミチオくんの妄想だとして、岩村先生を疑ったのはなぜでしょう?
Sくんの発言がなかったら疑わなかったでしょうけど、そのSくんの存在が妄想だとしたら元々はミチオくんの中にあった疑いってことですよね?
アンケートの話もありましたから、頭のいいミチオくんはその時点でちょっと疑いを持っていたのかな・・・

そういえば、トコお婆さんの予言は?
いや、あれは占いだったのかな・・・?
ミチオくんの妄想というには実際に起こったこととかなり結び付けられるような・・・
うーん、都合のいいように結び付けているだけ?
んー、ミチオくんが無意識のうちに怪しいと感じていた部分を言葉にしてくれていただけ?
それか、この作品上生まれ変わりは実際に起こったことだったのかも・・・

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