飛狐外伝 二 愛憎の父娘 金庸 岡崎由美[監修] 阿部敦子[訳] 感想

飛狐外伝 二 愛憎の父娘
金庸
岡崎由美[監修]
阿部敦子[訳]

胡斐や袁紫衣が危なくなるとハラハラしますけど、このハラハラ感がいいですよね!

以下、ネタバレを含んだ感想となります!

まさか、袁紫衣が鳳天南の子どもだったとは!
うーん、これはちょっと複雑・・・
すごい憎んでいるけど、師父に言われて三回だけ助けることになっていたのですね・・・
四回目はないようですし、自分で手を下すのです?
あと一歩ってところで情が出て鳳天南を殺せないどころか、人質に取られるなんてことないですかね・・・?
ちょっと心配になってきました・・・

あ、雪山飛狐で登場した双子の子どもってもしかして、馬春花の子ども?
胡斐が育てるって約束して面倒を見たからあんなに強くなったのかな?
三巻でそのあたりの描写がありそう!

胡斐は袁紫衣に恋をしているのです・・・?
雪山飛狐だと苗若蘭に恋をしていたような・・・
袁紫衣はどうなったのでしょうか?
今の感じだと両想いっぽい雰囲気がありますし、胡斐が袁紫衣を放っておいて苗若蘭と恋に落ちるようなことはないような・・・
まさか、袁紫衣は死んだり、もう会えない状況になったりするのです?
これもこれで心配・・・

それに程霊素は?
程霊素は胡斐と義兄妹の契りを結びましたけど、胡斐のことが気になっている様子・・・
恋仲になりたいのに、向こうから義兄妹の契りを結びたいと言われて、内心複雑そう・・・
胡斐の気持ちは程霊素に向いていませんし、程霊素があきらめて、家で大人しく待っていた。
っていう設定なら雪山飛狐で登場しなくてもおかしくない?

無塵道長、文泰来に駱冰!
また懐かしい名前が!
袁紫衣の師父はやっぱり紅花会の誰かでしょうか?
袁紫衣は色んな門派の技を使いこなしていてそれを仕込んだ人物ですから、相当凄腕ですよね?
袁紫衣の発言からして、無塵道長、趙半山、文泰来、駱冰あたりは違う。
うーん、陳家洛だったりするかな?
袁紫衣が陳家洛の弟子だったらちょっと熱い展開ですね!

道中胡斐と程霊素をもてなそうとしたのは鳳天南でしたか!
たしかに胡斐は執拗に追いかけてきますし、どこへ逃げても不安かも・・・
出来れば和解して安心したいっていう気持ちがちょっとわかるかも・・・
でも、助けを求めた相手を利用しているんじゃ、胡斐や袁紫衣が手を下さずともいつか報いを受ける時が来そう・・・

程霊素って名前の響きが好きです!
なんだか音が綺麗ですよね!
胡斐への想いが報われないながらも健気ですし、すごい応援したくなります!
どうか幸せになってほしいなあ・・・

うむむ、田帰農・・・
毒を盛ったり、数に頼ったりして、そこまでして苗人鳳を殺したいのですね・・・
うーん、ずっと不安になっていて、憂いをどうにか断ちたかったのかも・・・

人知れず毒を盛る。
程霊素強い・・・
袁紫衣や強い人間は毒を盛られたことに気付くようですが、気付いたところで解毒できるとは限らないですし、解毒薬を出すよう脅されたとしても出さなければ相打ちには持ち込めるわけですから、作中最強ってある意味程霊素?

徐錚の死が悲しい・・・
馬春花のお腹に別の人の子どもがいると分かっていても、結婚して一緒に育ててくれたわけですよね?
仇討ちはしてくれましたけど、馬春花は特に悲しんでいなかったような・・・
徐錚に恩はあれども、馬春花の気持ちはやっぱり福康安に向いているのですね・・・

袁紫衣も程霊素も、胡斐と結ばれることはない。
そう知っていると、ちょっと切ないですね・・・?

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です