肩をすくめるアトラス 第三部 AはAである アイン・ランド 脇坂あゆみ 訳 感想

肩をすくめるアトラス 第三部 AはAである
アイン・ランド
脇坂あゆみ 訳

素晴らしい作品です!

以下、ネタバレを含んだ感想となります!

予想もしなかった方向に話がどんどん進んでいって楽しかったです!
そして、とても哲学的な内容だったと思います!
背表紙の袖に「聖書に次いでアメリカ人が最も大きな影響を受けた本」って書いてありましたけど、その理由がわかる気がします!
これは素晴らしい作品です!

でも、すさまじく分厚かった・・・
私が今まで読んだ本の中でもトップレベルの分厚さ・・・
森博嗣さんの「有限と微小のパン」並?
一冊のページ数が多いとちょっと躊躇しちゃいますよねw
でも、楽しみが続くと考えればつい手が伸びちゃう・・・

ジョン・ゴールト!
ヒュー・アクストンの弟子!
ああ、そういうことでしたか!
有能な弟子たちが始めたストライキだったのですね!
なんとも壮大な・・・
そして、計画は成功。
ジョン・ゴールトすごすぎる・・・

最終的にダグニーはジョン・ゴールトとくっつきましたか!
てっきり、リアーデンとくっつくのかと・・・
肩をすくめるアトラスはラヴロマンスとしても楽しめました!

作中に登場する実業家たちとたかり屋たちのやり取りってなんだか好きだな。
実業家たちの断固とした意志を感じますよね!
かっこよかったです!

エディーはゴールト峡谷に連れて行ってもらえないのでしょうか・・・
ダグニーに寄り添うような人物の中で唯一ゴールト峡谷に連れて行ってもらえなかった人物じゃないかな・・・
最後は列車と運命を共にしたみたいですけど、エディーにどうか祝福あれ・・・

ゴールト峡谷にいる人たちが発明したものはみんなすごそう!
たかり屋たちが規制をかけなかったら、今頃世に出ていた可能性もあったのかな・・・
ああ、残念です・・・

ちょっと長かったけど、楽しかったです!

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