氷菓 The niece of time 米澤穂信 感想

氷菓 The niece of time
米澤穂信

これは・・・すごく面白いです!
どうやらシリーズものらしいので、まだまだ楽しめる!

以下、ネタバレを含みます!

奉太郎はすごい!
本人は閃きと言っていますが、そういうレベルです・・・?
奉太郎もホームズみたいに可能性を潰していって残ったものを真実とするとかって推理方法をしているのかな・・・?
少ない手掛かりでこうも謎を解く姿はかっこいいです!

■ベナレスからの手紙
これはきっとプロローグなのでしょうね!
というかベナレスってどこ・・・?
と思ったので少し調べてみたらインドみたいですね!
そういえば、奉太郎もインドから手紙が来たって言っていたような・・・
現地の発音ではバーラナシー(ヴァーラナシーまたはワーラナシー)とも呼ばれているみたいですね!
お姉さんとは何歳離れているのかな?
ちょっと気になりますね!

■伝統ある古典部の再生
奉太郎と千反田さんの出会い!
千反田さんはだいぶ好奇心旺盛みたいですね!
ふむ、奉太郎は何者なのかな?
ただの高校生にしては達観しているような気がしますし、何か特殊な事情がありそうな気も・・・?
あと奉太郎の心の声にはついつい笑っちゃいますねw
そして、千反田さんはお嬢様!
荒楠(あれくす)神社の十文字家、書肆(しょし)百日紅家(さるすべりけ)、豪農千反田家、山持ちの万人橋家(まんにんばしけ)。
どれもなんだか難しそう・・・
十文字家は神主さんで、千反田家は農家、万人橋家は山を持っているのかな・・・?
でも、書肆って・・・?

書肆(しょし)
書物を出版したり、また、売ったりする店。書店。本屋。

本屋さんでしたか!
里志はいろんな言葉を知っていますね・・・?

■名誉ある古典部の活動
結局古典部って何をする部活なのでしょうか・・・?
よくわからなかった・・・
あと伊原さん登場!
ボキャブラリーがすごいうえ、ハイセンスな罵倒の仕方ですね!
思わずニヤリとしてしまいますw
そして伊原さんは里志のことが好きみたいですね!
伊原さんからこんなに求愛されているのに上手くかわし続ける里志の真意はどこにあるのでしょうか・・・?

■事情ある古典部の末裔
タイトルが統一されている!
あ、プロローグとエピローグは別にしても、ちゃんと意味のある題名になってますね!
「古典部の再生」では古典部が復活して、「古典部の活動」では古典部として初めてまともな活動をしていましたし、「古典部の末裔」では千反田さんのおじ様が元古典部だということがわかりました!
統一感のある題名って美しい・・・
そういえば、休日に男女が二人でカフェにいるって・・・それってデートなのでは・・・?
ふむ、奉太郎と千反田さんはいい仲になったりするかな?

■由緒ある古典部の封印
文集のバックナンバー探しですね!
本当にお姉さんは監視しているのでは・・・?ってレベルですね!
ふむ、本当に奉太郎の閃きはすごい・・・
まるで名探偵!
そして取引上手・・・
奉太郎は名探偵でもあり、いい策士でもあるのですね!
将来がかなり楽しみ・・・
そういえば、新聞部が二つもあるって何か意味があるのかな・・・?

■栄光ある古典部の昔日
すごい謎解きしていた気がします!
読んでいてすごいわくわくしました!
全ての証拠が出そろって説得力のある説を打ち出した奉太郎はかっこよかったです!
やっぱり奉太郎って推理の才能があるんじゃないかな?
古典部のメンバーが信頼を寄せるのも納得です!
この内容を文集にするそうですから、かなりいいものが出来そうですね!

■歴史ある古典部の真実
これは鳥肌もの!
氷菓=アイスクリーム=I scream(叫ぶ)
これはかなりうまくできていると思いました!
カンヤ祭も関谷さんから来ているようですし、米澤さんは言葉遊びが上手い・・・
もう奉太郎のファンになりそうです・・・

■未来ある古典部の日々
たったの5ページだけでしたが、これだけで続きが気になりますね!
なんだかマーベル映画の最後の演出みたい?
千反田さんはどんなことが気になっているのかな?
私はそれが気になります・・・

■サラエヴォへの手紙
また知らない地名です・・・
調べてみたらボスニア・ヘルツェゴビナの首都だそうですが、そもそもボスニア・ヘルツェゴビナを知らない・・・
氷菓を読んでいたら地理に詳しくなりそう!
ちなみにボスニア・ヘルツェゴビナはヨーロッパの国みたいです!
今回は奉太郎がお姉さんに送った手紙みたいですね!
そして気になる終わり方!
これは続きを読まずにいられない・・・
上手い構成ですね?

面白い作品だったのでスラスラ読めました!
これは素晴らしい作品です!

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