人間はどこまで家畜か 現代人の精神構造 熊代亨 感想

人間はどこまで家畜か 現代人の精神構造
熊代亨

穏やかなことは良いことかと思っておりましたが、時代によっては弱虫とか軟弱ものとか思われることもあるのですね?
舐められたままじゃいけない、闘争心にあふれる考え方が大いに肯定されていた時代もあった。
そうなると、現代でいいとされていることもそのうち時代遅れってことにもなり得る?
攻撃的なのがいいことなのか悪いことなのかよくわからなくなってきました・・・

多様性をもって生き残る的な意味では穏やかな人間ばかりが増えていくのはよくないことなのでしょうか?
いや、「だけ」にならなければ問題はない?
むむむ、色々考えさせられる本です!

何もかもが管理される時代がユートピアなのかディストピアなのかわかりませんね・・・
現代人の感覚的には賛否両論ありそう。
さらに時代が進んでそういう未来になるなら、人々には受け入れられたってことなのかな?
私たちが生きる今この時代も昔の人たちからしたらユートピアかディストピアなのかよくわからない時代なのかも。


ギンギツネの話は面白いです!
段々イヌに似てくるとは!
仮に危険な生き物でも人間に友好的な個体だけを選んで交配させていけば耳が垂れてきたリ、牙が短くなったりするのかな?

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