カササギ殺人事件 下 アンソニー・ホロヴィッツ 山田蘭訳 感想

カササギ殺人事件 下
アンソニー・ホロヴィッツ
山田蘭訳

これは素晴らしい・・・

以下、ネタバレを含んだ感想となります!

物語の中にある小説!
カササギ殺人事件はそういう設定だったのですね!
だから別に作者を用意する必要があったと!
上下巻に分かれているのもそういうことかな?
下巻では、いきなりスーザン視点で話が始まるので、実は中巻があったりするのかと思いました!
またはどこか読み飛ばしてしまったとか・・・
そもそも結末部分がなかったのですね!
これはすっかり騙されました・・・
こういう読者を騙すような手法が好きです!
上手い・・・!

スーザンは確かに探偵でした!
事件のことを調べたり、アナグラムに気付いたり、そして真相に辿り着いたり・・・
元々アランやチャールズのことを知っていましたし、カササギ殺人事件を読んでいたから謎が解けたのかも!
もうちょっとスーザンの活躍を見てみたいような気もしますが、もうホテルで働き始めちゃいましたし、今後のなぞ解きはなさそうな気も・・・

ああ、アランはなかなかやってくれましたね・・・
そんなにアティカス・ピュントが嫌いだったのです?
しかもあんなアナグラムまで組んで・・・
メリッサのことを愛してはいなかったのです?
子どももいたのに・・・
結局世間にはアナグラムのこともばれちゃいましたし、メリッサとフレデリックはかなりつらい状態かも・・・
まるで古傷をえぐるような・・・

アティカス・ピュントのアナグラムはともかく、アナグラム自体は好きです!
アランの遊び心が素晴らしい!
素晴らしい作品を書きながらもアナグラムを仕込むのは相当すごいです!
本人は頑なに認めないかもしれませんが、アランには確かにミステリーの才能があったのかも!

アティカス・ピュントシリーズを読んでみたい・・・
上巻+結末部分だけでもかなり楽しめた気がします!
そこにスーザンのお話が加わって二重に楽しめました!

スーザンも最後の判断が正しかったかちょっと迷っているようですね・・・
確かにチャールズとスーザンが黙っていれば世界中の読者はアティカス・ピュントシリーズのアナグラムに気付けなかったでしょうし、名作として語り継がれていたかもしれない・・・
ただ勘のいい人は気付きそう・・・
ちょっとした都市伝説にもなりそうですね?

アラン・コンウェイ著のカササギ殺人事件の犯人がロブだったのは意外でした!
ロブはカッとなりやすい質だったのですね・・・
メアリがロブに目を光らせていたのはそういう理由でしたか・・・
わざわざ父を遠ざけたのも死んでほしくなかったから?
メアリも案外まだマシューのことが好きだったのかも・・・
ジョイは?
ジョイはどうしますかね?
自分の婚約者がまさか狂気の殺人者だと知ったらそれでも結婚をするのでしょうか・・・
ジョイと一緒にいるためなら何でもやるって言ってましたし、脱獄を計画して看守を殺したりとかって言う展開もありそう・・・
描写はされませんでしたが、ロブとジョイに幸せな結婚生活が待っているとは思えない・・・

カササギ殺人事件は素晴らしい作品でした!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です