超・殺人事件 東野圭吾 感想

超・殺人事件
東野圭吾

短編集でした!
どのお話も皮肉が効いていて上手いと思いました!

以下、ネタバレを含んだ感想となります!

テーマはミステリーなのかな?
どれも推理小説を題材にしたお話でした!

■超税金対策殺人事件
かなり無理やりでしたw
お風呂の修理代や旅行費を経費で落とそうとするとは・・・
さすがに怪しまれますよね・・・?
小説の内容もぐちゃぐちゃになって、その後の仕事も全然来なくなったようですし、二兎を追う者は一兎をも得ずってことなのかな・・・

■超理系殺人事件
難しかった・・・
これを理解できない中読み進めていくのは確かに大変そう・・・
そして、このお話の中に登場する小説は犯人をあぶり出すための罠だったのですね!
何も知らないと罠に引っ掛かりそうですが、実際に殺した犯人は思い当たる節があるから途中で読むのをやめる場合もあり得るんじゃ・・・

■超犯人当て小説殺人事件(問題篇・解決篇)
小説の登場人物と同じ方法で殺害ですか・・・
なんだか皮肉ですね・・・?
殺された作家さんはなんだか騙していたような感じもありますし、ちょっと自業自得感・・・

■超高齢化社会殺人事件
ふふってなるお話でした!
認知症のせいか内容は支離滅裂、会話もかみ合いませんでしたし、やりたい放題な感じが好きです!
作家さんだけじゃなく、編集者もまた高齢者で認知症が始まっているという内容も皮肉が効いていていい感じでした!

■超予告小説殺人事件
最終的に作家さんが犯人にされた挙句、殺されてしまった・・・
これって小説を話題にするために殺人事件まで起こすとは・・・
なかなかに恐ろしい編集さんです・・・
ん、世間的には作家が自分の犯行を小説で予告していたってことになりますから、小説は話題を呼んでさらに売れそう・・・
まさか、これも見越していたりとか・・・

■超長編小説殺人事件
すごい水増ししますねw
ミステリーというか、もはや専門書・・・?
最終的に15cmの分厚さまでもっていきましたが、果たして売れたんですかね・・・?
鉄板の仕込んである本ですか・・・
ある意味話題にはなりそうですね?

■魔風館殺人事件(超最終回・ラスト五枚)
犯人がわからないまま終わってしまった!
これは伝説になりそう・・・
答えのないミステリーですか・・・
考察とかすごい盛り上がりそうですね!
ちょっといいかも・・・

■超読書機械殺人事件
ショヒョックス。
すごい言いづらい・・・
本を楽しんでいる方って結構いると思いますけどね?
この世界ではショヒョックスが流行っているようですが、ちょっと違ったら結局は口コミで話題の本が決まりそうな気も?
あと黄泉さんは商売上手だと思いました!

いつも作風とちょっと違った感じですが、かなり楽しめました!
東野さんの作品に外れなし!

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