真実の一〇メートル手前
米澤穂信
ベルーフシリーズの短編集!
以下、ネタバレを含んだ感想です!
■真実の一〇メートル手前
あと一歩だったのに・・・
タイトルの通り、確かに真実の一〇メートル手前で道が断たれたのですね・・・
そしてこれが王とサーカスに続くと・・・
自殺した同僚って藤沢くんじゃないですよね・・・?
■正義感
守屋くんが登場!
今でもたまに会うみたいですね!
「二人の道が重なったこともあったけれど、いまは別々に生きている。」って言うのはもしや、守屋くんと太刀洗さんが一時期は付き合っていたか結婚していた・・・?
さよなら妖精でも、太刀洗さんが守屋くんのことを好いていそうな描写がちょこっとありましたからありえなくもない・・・
ただ仮に結婚していたとしてももう離婚しちゃっているってことですよね・・・?
それはちょっと悲しい・・・
■恋累心中
自分の罪を隠すために自殺を唆すとは・・・
なかなかえげつない・・・
しかもかなり苦しむ毒・・・
太刀洗さんの推理は見事でした!
ヒントは確かにありましたが、二つの事件がつながるのと犯人が全然わかりませんでした・・・
太刀洗さんの推理力をもってすれば色んなスクープが撮れそうですね!
■名を刻む死
太刀洗さんの着眼点はいつもすごいです!
よく気が付きますね・・・?
ホームズやコナンくんも細かいところまで観察していますし、名探偵っていうのは素晴らしい観察眼を持っているのかも!
■ナイフを失われた思い出の中に
マーヤのお兄さん?
遂に来日したのですね!
ああ、マーヤのことを思い出すとちょっと泣けてきますね・・・
■綱渡りの成功例
タイトルは戸波夫妻の救出を言っているのかと思ったら、太刀洗さんの質問のことだったのですね!
いや、二重にかけているのかも・・・?
そうならこれはかなりうまい気がする!
ベルーフシリーズは全部が全部ハッピーエンドっていうわけじゃなくて、結構リアルな終わり方をしているお話が多いような気がします!
太刀洗さんの活躍をもっと読みたいです!