本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいられません
短編集Ⅰ
香月美夜
イラスト:椎名優
短編集!
今まで未収録だったお話もあってかなり楽しめました!
以下、ネタバレを含んだ感想となります!
表紙がかなりいい感じ!
マインの成長が実感できますね!
兵士の娘だった頃が懐かしい・・・
カラーページもいい感じでした!
なんだか勢ぞろい感!
椎名さんのイラストはいつもうつくしい!
■トゥーリ視点 変になった妹
マインとトゥーリの感覚の違いにくすっときますねw
この世界での常識を知っているトゥーリからするとマインの行動はかなり変に見えるのですね!
エーファも髪を綺麗したがるシーンはにやりとできました!
■ルッツ視点 オレの救世主
パルゥケーキ!
久しぶりに聞いた気がします!
美味しそうです、ちょっと食べてみたい・・・
■ギュンター視点 娘は犯罪者予備軍!?
マインが本気で復讐したらどうなるか恐ろしい・・・
身内には優しいのですが、見限った相手や敵には容赦しないですもんね・・・
フェイたちはどうなっていたことか・・・
■ヴィルマ視点 前の主と今の主
ヴィルマは大人!
ロジーナを諭すシーンは素晴らしかったです!
こんなヴィルマだからこそロジーナも色々ヴィルマにお話するのかも!
■ギュンター視点 娘はやらんぞ
ギュンターの親バカ加減はかなり好きです!
マインは愛されてますね!
この後マインと離れ離れになるしかなかったギュンターの気持ちを考えると、とても悲しくなります・・・
■トゥーリ視点 絵本と文字の練習
ああ、そういえば、本がすごい高価だってやり取りがあったような・・・
トゥーリのすごい頑張っている姿は応援したくなりますね!
マインだけじゃなくて、ルッツやトゥーリも成長してる!
なんだかわくわくします!
■リヒャルダ視点 新しい姫様
リヒャルダは察する能力が高くて、その上思慮深い!
ジルヴェスターの乳母を務めたり、カルステッドの教育係を任されるのも納得です!
本編ではローゼマインにも臆することなく色々言いますし、実はかなり影響力のある人物なのかも・・・
■ハルトムート視点 運命の洗礼式
洗礼式でハルトムートはローゼマインに魅了されたのですね!
ハルトムートなら何か策を巡らして自分のものにしようとしそうな気もしますが、信仰の対象になっているから恋心すら抱かなかったのかな?
ふむ、それほどまでに衝撃的だったってことなのですね!
ただ崇拝しすぎているのかやや暴走しそうな兆しがこの頃から少し見られますね・・・?
■クリステル視点 お姉様とのお茶会
フェルディナンドのコンサート後のお話ですね!
クリステルって誰だっけ・・・? って考えていたらモブ貴族でしたか!
通りで全然記憶にないわけです!
フェルディナンドの様なイケメンに耳元で恋歌を歌われたら、気絶するほど気持ちを高ぶらせる女性が出るのもわかる気がします!
■ランプレヒト視点 私の進む先
ランプレヒトがヴィルフリートに真の忠誠を誓ったお話ですね!
エックハルト兄さまの物言いがなかなかに辛辣でちょっと笑ってしまいましたw
これがフェルディナンド至上主義・・・
■エックハルト視点 ユストクスへの土産話
エックハルトとユストクスがすごい仲良しです!
ふたりともフェルディナンドに心酔しているだけあって共感できる部分が多いようです!
ローゼマインがフェルディナンドにいい影響を与えているようでよかったです!
■ヴィルフリート視点 弟妹との時間
ヴィルフリートがちゃんとお兄ちゃんしてる!
ちょっと厳しいようですが、自分のことに置き換えたらちゃんと理解できてヴィルフリートもだいぶ成長しているようです!
挿絵のメルヒオールは可愛かった・・・
■コルネリウス視点 後悔まみれの陰鬱な朝
ローゼマインを守り切れなかった・・・
そんな思いがコルネリウスの気持ちを重くしているのですね・・・
それとエルヴィーラはやり手だと思いました!
■コルネリウス視点 妹を守るために
本編に登場するよりみんな少し幼い!
ユーディットのまぶしい笑顔が素敵でした!
何て無邪気な笑顔なのでしょうか・・・
それとハルトムートが絡んできましたね!
こういうこともあってコルネリウスがどんどん優秀になっていくのかも!
将来騎士団長になるのはコルネリウスだったりするかな?
■ヒルシュール視点 特別処置の申請
ヒルシュールはいつも飄々としていて人間にあんまり興味が無い性質かと思ったら、結構愛情深かった!
いつまでも愛弟子であるフェルディナンドのことを心配していたのですね!
ヒルシュールのキャラクターデザインや性格は結構好きなのでもっと登場してほしいな!
■ローデリヒ視点 私の心を救うもの
グッときます!
白の塔の一件でみんなから辛く当たられたローデリヒにもローゼマインはいつでも平等で、ローデリヒがローゼマインに仕えたいと思うのもよくわかります!
確かにローゼマインは聖女のような人物です・・・!
■フィリーネ視点 貴族院からの帰宅
ちょっと悲しいお話です・・・
生活に余裕がないと心にも余裕がなくなっていくのですね・・・
フィリーネのお父様はどう思っているのでしょうか・・・
後妻がいてその子供もいるから、前妻の子供は邪魔?
フィリーネのお母さまはだいぶ優しい方ですから、お父様も優しい方だと思ったら実はそうでもなかった?
愛はあったのでしょうか・・・
あ、政略結婚だったりした・・?
■フィリーネ視点 わたくしの騎士様
ダームエルかっこよすぎじゃないです・・・?
これはフィリーネじゃなくても惚れちゃう気がします!
フィリーネがダームエルと結婚出来たらローゼマインも喜びそうですし、万々歳な気がします!
あ、肝心のダームエルはフィリーネのことをどう思っているのでしょうか・・・
恋愛対象としては見ていなさそうですが、どうなるかな・・・
■シャルロッテ視点 新しい一歩
シャルロッテがヴィルフリートを競争相手だと思っていたのは意外でした!
ローゼマイン視点から見ただけでは仲の良い兄妹にしか見えなかったのに・・・
ふうむ、確かにローゼマインの補佐はヴィルフリートよりシャルロッテの方が向いている気がする・・・
でも、ヴィルフリートが領主になったらヴィルフリートしか補佐できないこともあるんですよね・・・
■シャルロッテ視点 わたくしの課題
オズヴァルド・・・
これはあんまりよくないんじゃ・・・
ランプレヒト視点の「私の進む先」では良い人かと思っておりましたが、ちょっと油断ならない人かもしれません・・・
少し腹黒な感じがありますし、ローゼマインにまで何か仕掛けなければいいのですが・・・
仮にローゼマインに何かしたら報復が怖そうですけどね?
■フィリーネ視点 わたくしの主はローゼマイン様です
フィリーネがローゼマインの側近になれてよかったです!
なんだかんだハルトムートも優しいですし、フィリーネはどんどん成長していきますね!
いつかフェルディナンドにも「大変結構」と言ってもらえるくらいになったらいいですね!
すごい応援したくなります!
ローゼマイン以外からの視点で物語を眺められたのでかなり楽しめました!
短編集ⅠってことはⅡも出る予定があるのかな?
楽しみです!