改訂完全版占星術殺人事件 島田荘司 感想

改訂完全版占星術殺人事件
島田荘司

面白い!

以下、ネタバレを含んだ感想となります!

5つの死体をばらして6つの死体に仕立て上げていたのですね!
全然気付かなかったです!
今まで読んだミステリにはなかったトリックです!
かなりの衝撃を受けました!
これはいい!

読者への挑戦状。
竜泉家の一族シリーズでも似たようなものがあったような・・・
ミステリを読んでいて積極的に推理する人向け?
というか、実際にこの手のトリックに気付ける人はどれくらいいるのでしょう・・・
私は全然気付きませんでしたし、結構難しいような・・・
この謎を解けるような人が探偵になれるのかな?

目的を成し遂げた後の犯人が生き残るってつらいんじゃないかな・・・
ずっと心のうちにわだかまりを抱えて生きるわけですもんね?
だれか気付くんじゃないか、だれか逮捕しに来るんじゃないかってことにずっとおびえ続けながらの生活。
心の休まる時がなさそう・・・
40年以上も解決されなかったのは幸か不幸か・・・

この小説は石岡くんが書いているという設定なのでしょうか?
探偵と一緒に行動する人が小説を書くというのは、なんだかホームズとワトスンみたいですね?
島田さんはホームズリスペクト?

御手洗潔のシリーズはまだ続くようですし、続きも読んでみようかな。

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