息が詰まるようなこの場所で 外山薫 感想

息が詰まるようなこの場所で 外山薫 感想

ハラハラさせてくれる作品でした!

以下、ネタバレを含んだ感想となります!

暗い雰囲気で終わるかと思いきや、希望が残されていてよかったです!
平田家はずっとピリピリしていましたし、高杉家は暗い雰囲気を纏っていましたけど、持ち直してくれましたね!
終わりよければ、ですね!

健太さんはてっきり不倫するかと・・・
奥さんとの不和、昔恋をした女性、その女性はもうすぐ離婚するかも。
そんな状況だとついつい不倫に走りそうな気も・・・
でも、健太さんが不倫しなくてよかったです!
これで不倫していたらもう絶望的な状況で秋の章や冬の章で希望を持てなかったかも・・・

世間から見て裕福層に見えたり、輝かしい活躍をしていた人でもコンプレックスを持っているのですね?
ふーむ、コンプレックスを感じていない人なんて存在しないのかも?
仮に悩みがなさそうな明るい人でも、何かを気にしているのかも。

上には上がいる。
上を目指すのもいいけど、「足るを知る」ということなのでしょうか?
無理をしてその場にとどまり続けるとそのうち疲れちゃうのかもしれない。
でも、住めば都とも言いますし、とどまり続けることで見えてくるものもある?

「息が詰まるようなこの場所で」
この後に続く言葉は?
作中だとこの後に暗い言葉が続きますが、最終的には希望の見える終わり方ですよね?
最終的にはこの言葉の後に明るい言葉が来る?

スケボーするのは良いけど、人の迷惑を考えず滑るのはよくないですよね・・・
だからこそ、町が率先してスケボーの出来るところを作れば、みんなそこで滑るんじゃないかな?
あ、でも、一部のアウトローはあえて街中で滑ろうとするかも・・・
うーん、難しい問題・・・

さやかさんが仮に無理をしてタワーマンションに住んでいなかったら平穏な生活を送れたのかな?
んー、隣の芝生は青く見える的な感じで結局田舎にもうんざりしちゃいそう・・・
あの時ちょっと無理をしてでもタワーマンションに住んでおくんだったとか後悔しちゃう?
どこに住むか、というより心持ちの問題なのでしょうか?

希望が見えた、そう思っていましたけど、カバー裏の短編は・・・

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