孤島の来訪者
方丈貴恵
竜泉家の受難は続く?
世の中には特殊設定ミステリというジャンルがあったのですね!
前作の「時空旅行者の砂時計」や米澤穂信さんの「折れた竜骨」とかも同じジャンルになるのかな?
特殊設定ミステリだと予想外のことが起きてかなり楽しめそう!
というか、実際かなり楽しめました!
タイムマシンの次は異界の生物ですか!
ファンタジー設定ですが、前作同様何でもありという訳ではないようですね!
ちゃんと細かい設定が決まっていて、その設定の中で推理するというのは楽しいです!
今回の主人公は竜泉家の人なのですね!
竜泉家の呪いは解消されたんですよね?
でも、事件に巻き込まれている・・・
タイムマシン然り、異界の生物然り、竜泉家は特殊設定ミステリみたいな事件に巻き込まれる運命にある?
前作と話がちょっと栂なっている!
時代的には「時空旅行者の砂時計」で事件を解決したより少し後なのかな?
竜泉家の一族シリーズはまだ続きがあるようですが、次は今作よりどれくらい後になるかな?
加茂さんたちの遠い子孫たちが事件に巻き込まれたりする?
いや、時代が遡る可能性もありますかね?
「時空旅行者の砂時計」の文香さんが事件に巻き込まれて解決するとか。
あ、ちょっと楽しそう!
マレヒトは二人いたのですか!
あのままマレヒトの子どもが生まれてマレヒトが繁殖したらどうなるのでしょうか・・・
人間は常に狩られる側になる?
最後に佑樹さんたちがマレヒトを退治できなければ大変なことになっていたのかも・・・
うーん、45年に一度対峙し続けるのは大変じゃないかな・・・
今回みたいにマレヒトについて知っている人が全然いなければ対処にかなり苦労そう・・・
いっそのこと何か罠みたいなものを仕掛けておいてマレヒトがこの世界にやってきても自動的に倒せるようにとかできないのです?
ん、佑樹さんと三雲さんがちょっといい感じでした・・・?
佑樹さんと菜穂子さんは幼馴染なだけで別に恋仲という訳じゃなかったのかな?
それとも次の恋に向けて出発できる心構えができた?
ミステリってそのうちトリックが使い果たされて特殊設定ミステリが主流になっていくのでしょうか?
そして、特殊設定ミステリの設定も使い果たされたら次は?
いや、特殊設定は色んなものと掛け合わせができますし、設定も作者の方たちが自由に決められるのでしょうから、実質無限みたいなもの?
となると、特殊設定ミステリは不滅!