子どもに語るグリムの昔話1
佐々梨代子・野村泫 訳
これがグリム童話…!
私は今までちゃんと読んだことがなかったのですが、割とエグいお話が多いですね!
ゾッとするお話なんかもあったりして結構惹きこまれました!
どうやらシリーズもののようですので、2巻も読んでみようかな!
以下、ネタバレを含みます!
■おおかみと七ひきの子やぎ
おおかみさんは最終的に死んでしまうのですね…?
お腹を切って開けたりなかなかひどいような気も…
子やぎが無事だったのはよかったのですが、報復はやりすぎだったような?
おおかみって何かの暗喩だったのでしょうか…?
でも、子供向けにらしいですし、深読みしすぎ?
そういえば、「鏡の孤城」にもこのお話が使われておりましたね!
■おいしいおかゆ
不思議なお話でしたね!
おいしいおかゆが無限に食べられたら幸せ…!
このお話を読んだ後だとおかゆが食べたくなる!
■ホレおばさん
勤勉で心の優しい人って素晴らしい!
ホレおばさんも優しそうでしたし!
一方怠け者の娘の方は不真面目なのがいけないとはいえ、タールが一生体にこびりついたまま取れないとは…
「タールって?」となったのでちょっと調べてみたらこれは悲惨だと思いました…
とりあえず綺麗とは言い難かったです…!
画像検索される方はご注意を!
■おどっておどってぼろぼろになったくつ
これも結構不思議なお話でしたね!
地下世界の王子様と夜な夜な踊っていたというお話でした!
これは…、なにが言いたいのかよくわかりませんでしたが、私は意外と嫌いではないですよ!
■ルンペンシュティルツヘン
最初に題名を読んだとき頭の上に「?」がたくさん出ました…!
何だろうと思って読み進めていったら小人の名前だったのですね!
道理で全く意味の分からない言葉だと思いました!
■金の鳥
末の王子様…、どうして何度も忠告を無視するのですか…
王子様的には自分の良心に従ったということなのでしょうか…?
最終的にはお姫様とも一緒になることが出てきたようですし、結果オーライなのかな?
それにしてもキツネはとても親切でした!
なんども助けてくれるなんて…!
他の話と比べて結構長いお話でしたね!
■つぐみひげの王さま
つぐみひげの王様はお姫様のことが大好きだったのですね!
変装までして自分のものにするとは…
今のご時世だと変態とかストーカーって言われちゃうのかな…?
でも、お姫様も改心したようですし、このお話も結果オーライってことでいいのかな?
あ、つぐみひげって…?
■熊の皮を着た男
これは結構好きかも!
熊っ皮はよく7年も耐えましたね!
これで悪魔との賭けに勝ったと思っていたらどんでん返し!
まさか悪魔の勝利に終わるとは…!
最後の一言でゾッとしました…
■鳴いてはねるひばり
これは途中からファンタジーのようなお話になりましたね!
ここでも「7年」という数字が出てきました!
7という数字には何か意味があるのかな?
そういえば、ひばりは途中から全然関係なくなったような…
あと西洋のお話には王子様とお姫様がよく出てくるような気がします!
やっぱりみんな憧れたりしていたのかな?
■ならずもの
このお話はかなりやりたい放題だったような気がします!
あと救いのないところも結構好きです!
夢落ちでした、と言われても納得できそうなお話でした!
あとこのお話は語り口調でしたね!
何か人から聞いた話のような感じ?
■マリアの子
~してはいけない系のお話では間違いなく主人公が罪を犯しますよね!
もはやフラグ…
娘が天国にいた際は罰せられるのが怖くて嘘をついてしまい、子供が生まれた際は子供が天国で暮らせるようにあえて嘘をついたのかと思っておりましたが、どうやら最初から最後まで意地を張っていたのかな…?
■がちょう番の娘
ファラダはやり取りをずっと見ていたのですが、そのことをいえばよかったのでは…? そういう問題ではない?
ふと思ったのですがそこまで重要ではなさそうなファラダやキュルトヘンのような人物のみ名前が付いているような?
王女に名前を付けてあげないのかな? それともそういうもの?
これもちょっと不思議なお話でしたね!
こういう何やらよく分からないお話も好きです!
次回もゾッとするお話があるといいなぁ…