シャーロック=ホームズ全集6 シャーロック=ホームズの冒険(下)
コナン=ドイル/著
平賀悦子 他/訳
今回も面白いお話ばかりでした!
展開を予想してみてもその通りにならないことが多く、先が読めないです!
先の読めない展開ってワクワクしますね!
以下、ネタバレを含みます!
■青い紅玉(平賀悦子訳)
なんか推理物のゲームでもやっているような気分でした!
でも、ホームズのゲームがあったらすさまじい難易度になりそう…
ホームズの観察と推理力を真似するのは難しそうですもんね…?
そういえば、犯人を最後に見逃してあげてましたね!
クリスマスの慈悲でしょうか?
ちょっとほっこりする反面、捕まえた方が良かったのではないかと考えたりも…
■まだらの紐(平賀悦子訳)
紐に「バンド」とルビが振ってあったのでてっきり同音異義語的なものかと考えておりましたが、またもや予想が外れてしまいました…
でも、ホームズには分かっていたのですね!
さすがホームズ!
こうなるとどんな犯罪者もホームズにかないそうもないですね…?
■技師の親指(平賀悦子訳)
ホームズは無敵かと思ったらさっそく破られた…
いや、破られたといっていいのかな…?
お話を聞いてた頃にはもう犯人たちも逃げていたでしょうし、既に遅かりし?
うーん、敵ながらあっぱれ?
あ、このお話はちょっとホラー調だったかも…
少し怖かったです…
■独身の貴族(各務三郎訳)
ああ、セントーサイモン卿…
今回のお話で一番の被害者ではないでしょうか…
せっかく素晴らしい女性と結婚できるチャンスだったのに、死んだと思われていたフランクが生きていて花嫁と一緒にいなくなってしまうとは…
でも、結婚後にフランクが出てきたらどなたも幸せになれなかったような?
そういう意味では不幸中の幸いなのかな?
うん、そう信じよう!
■緑柱石の宝冠
うーん、いい子だと思っていたメアリーが男性と駆け落ちですか…
しかも宝冠を盗ませようとするとは…
悪い男につかまってしまったのですね…
でも、どうにか宝石を取り戻せたようですので、そういう意味ではハッピーエンド?
これを機にホールダーさんと息子さんが仲直りできるといいな!
■ブナ屋敷(各務三郎訳)
これは不可思議な事件でした…!
いや、これも?
内容に見合っていないほどの高い報酬が支払われる仕事には要注意ですね?
今回あった「技師の親指」や以前あった「赤毛連盟」もそうですし…
推理小説に出てくる場合は必ず裏があると思った方がいいのかな?
あ、現実でもそうですね…
上手い話はよくよく考えて聞いた方がよさそう…!
ホームズには何でもお見通しなのですね!
予測と分析、そして犯罪に関する知識の賜物?
シャーロック=ホームズ全集は全14巻らしいのであと1巻で半分まで来ますね!
ホームズとワトスンくんの活躍がまだまだ気になる!