その裁きは死
アンソニー・ホロヴィッツ
山田蘭訳
半分フィクション、半分ノンフィクション?
以下、ネタバレを含んだ感想となります!
面白かったです!
ホロヴィッツさん自身を作品に登場させたのですね!
しかも、解説によると結構本当のことも書いているんだとか・・・
解説を読まなかったら事実を元にしたミステリーだと勘違いしたままでした!
ホロヴィッツさんの性格とかも作中通りなのかな?
二段構え!
いや、三段構え?
ロックウッドが犯人かと思いきや、実はダヴィーナ!
かと思ったら、本当はダヴィーナの息子のコリン!
誰も彼もがリチャードを殺す動機を持っていましたから、だれが犯人だか全然わかりませんでした!
最後まで楽しんで読めました!
っていうか、これは「メインテーマは殺人」の続編だったのですね・・・?
ふむぅ、ちょっと読む順番を間違えてしまったようです・・・
しかも、「メインテーマは殺人」のネタバレもあった・・・
いや、これはこれで「メインテーマは殺人」を読むときのヒントをもらったみたいでいいかも?
ホーソーンは何者なのです?
色々隠し事があるみたいですよね?
さらには、ケヴィンにホロヴィッツさんのiPhoneとかを探らせていた?
一体何のために・・・?
色々隠し事をするのは何か達成したいことがあるから?
ホロヴィッツさんに本を書かせるのもその目的のため?
うーん、わからない・・・
なんだか日本に関わることが多く出てきたような・・・
アキラ・アンノとか、俳句とか。
んー、私が読んだのは翻訳版ですけど、英語だと俳句はどうなっているのでしょうか?
んー、アキラ・アンノの秘密は世間に知られてしまったのでしょうか・・・?
色々隠していたのは事実ですが、今回の事件には関係がなかったってことですもんね?
アキラ・アンノ=マーク・ベラドンナってことが知られると大打撃を受けることに・・・
グレゴリーの保険金ってどうなったんですかね・・・?
手紙が公表されたら、事故じゃなくて自殺って判断されるでしょうから、保険金は降りないんじゃ・・・?
それに、リチャード殺しを唆したということも明るみに出たらすごいバッシングを受けそう・・・
テイラー家は大丈夫でしょうか・・・?
グランショー警部はどうなったのでしょう?
ホロヴィッツさんの話したことを鵜吞みにして、誤認逮捕・・・
処罰は免れない・・・?
処罰がなかったとしても、ロックウッドからは訴えられそう・・・
しばらくは処罰やら裁判やらで忙しくなるでしょうが、事が済んだらホロヴィッツさんに復讐とか・・・
うーん、ホーソーンが言うに、グランショー警部は口だけってことですから、平気なのかな・・・
ふう、素晴らしいミステリーでした!